はじめに、ここでいう「高校授業料無償化」とは正式に「高等学校等就学支援金」制度のことで、これは義務教育ではない高校の授業料を、支援金により相殺して実質無料にする制度のことです。この記事では以下「高校授業料無償化」と記載していくことにします。
ちなみに、控えめに言って素晴らしい制度で、公立ならば年額118,000円が節約できます。
ということは、子供1人あたり3年間で合計356,400円となり、我が家のような子供3人家庭ではなんと全員分で100万円ちょっとの支援が国からもらえる素晴らしい制度です。
目次
- 昨年は高校授業料無償化の対象から外れた
- 高校授業料無償化の所得制限の計算方法
- iDeCoをやろうか迷っていたがこれで背中を押された
- 先日高校1年生の子供の分の支給決定通知が届いた
- 年金2000万円問題などは新聞やテレビで大きく取り上げられるのに、iDeCoが話題になることはほとんどない
- 子供には新聞やテレビからの影響を受けすぎないようにアドバイスしてる
昨年は高校授業料無償化の対象から外れた
我が家では最近まで共働きで、しかも私がいろんな事情で2年前に残業がとても多かったこともあり、昨年は高校授業料無償化の所得制限にわずかに引っ掛かり、対象から漏れてしまうことになりました。
子供3人の各種教育費を払いながら生活するのは結構お金がかかるので、このわずかな所得の差で支援対象から外れると、とても苦しいんです。
高校授業料無償化の所得制限の計算方法
はっきり言って所得制限の計算はややこしかったのですが、なんとか勉強のうえ、簡単にまとめてみました。
細かいところは省略していますが、大枠でこんな感じです。手書きですが。
iDeCoをやろうか迷っていたがこれで背中を押された
当時は積み立てNISAはすでに始めていたのですが、iDeCoは始めるかどうか迷っていました。
ネットで調べていると、iDeCoは受け取り時の税金がかかるとか、年金もらえる年齢まで引き出せないのは使い勝手悪いとかの情報が多くヒットして、良い評判の記事や情報があまり見つけられませんでした。
でも、最終的に以下の3点の理由で、夫婦ともにiDeCoを始めることに決めました。
- じっちゃま(広瀬隆雄)のYouTube動画で、「まず積み立てNISAとiDeCoをやってから株式投資をやるべし!」と言っていたこと。(なるほど合理的に考えるとそうだなと)
- iDeCoは掛け金が全額所得控除できるので課税所得を抑えられ、各種税金が安くなると分かったこと。
- 課税所得を下げられるので高校授業料無償化の対象になりやすいこと。
正直言って、この広瀬隆雄さんのYouTube動画はとてもわかりやすくて勉強になるので、日本国民全員が見るものだと思います。(最初の28分ぐらいまでがマネーリテラシー基礎のお話です)
なんなら高校の授業でこの動画を見るべきだと本気で思っています。私は。
義務教育の授業でも見るべきです。
テレビや新聞は煽るばかりでこういう勉強になって理性的なものは報道しないですから。
まあ、合理的に考えるとiDeCoは「やらない理由がない」ですね。
ただ、iDeCoは会社から発行してもらう書類が必要になるので少し面倒なんですが、まあこれも1回だけですからね。
先日高校1年生の子供の分の支給決定通知が届いた
今年度はじめに申し込んでおいた高校授業料無償化の申請に対する支給決定通知書が届きました。
素直に嬉しいですね(笑)。
実は、今年の5月か6月に市県民税決定通知書が届いたときに、試算して対象範囲に収まることは確認していたのですが、本当にそうなるのか不安でしたので。
結局この制度は、前年度の所得に対して今年分の判断をするものなので、今年始めたばかりのiDeCoの所得控除の影響はないのですが、今後給料が少し上がっても、iDeCoの所得控除で下の子供が高校を卒業する今後6年ぐらいまでは高校授業料無償化の対象になると思います。
というかそう願っています。
年金2000万円問題などは新聞やテレビで大きく取り上げられるのに、iDeCoが話題になることはほとんどない
新聞やテレビではセンセーショナルな悪いニュースが多く、良いニュース、こうすれば良くなるというニュースはほとんど報道されないということを、事あるごとに子供たちに伝えています。
本当は年金2000万円問題とiDeCoはセットで報じられるべきだとは思いますが、メディアには関係ないのでしょう。
実際、2021年8月の加入率は1%〜3%程度(公務員は9%程度)と大変低く、メディアでほとんど取り上げられることはありません。
子供には新聞やテレビからの影響を受けすぎないようにアドバイスしてる
これは私の教訓です。
私がこれに気がついたのは大学3年生の就職活動の際でした。
20歳まで気づかなかったのかと笑われるかもしれませんがそうなんです(笑)。
これは投資にも当てはまります。
このことを、子供たちにはできるだけ知らせておこうと思っています。